全くノープランでホイアンに来ました。ホイアンの旧市街は、狭いので観光にそれほどかかりません。買い物すると違いますがね。
で、思い立ってミーソン遺跡に行く事に。ホテルでツアーを申し込めます。それが安いんですよね。180,000ドン(900円くらい)。入場料抜きで。ハノイとかでツアーを頼むと結構高いんで、タクシーに乗ることとか考えたらまあいいかと。
このツアー、行き帰りバスで15,000ドン、帰りボートで180,000ドン、水と昼食込み。
こんな緑のバスが、ホテル前まで迎えに来てくれます。朝8時半発。
色々なホテルを回って、ホイを出て40分ぐらいで到着。入場前にここでトイレタイム。
さすが旧正月。旧正月バージョンに飾りです。
ここが入り口。チケット代は、バスの中で支払い済み。150,000ドン(750円くらい)
ガイドさんは、愉快な人で、英語でかなりゆっくり話してくれますので、何となくわかります。
ミーソン遺跡は、チャンパ王国の聖地だそう。2世紀末から17世紀まで栄えた王国の遺跡で、世界遺産に指定されています。
ベトナム戦争の時にだいぶん破壊されたようでガイドさんの説明の随所にそのことが出てきました。
入って一番初めに見ることができるグループが、一番保存状態が良いものです。
結構たくさん、ツアー客がいます。フランス語、韓国語、中国語、日本語、英語の説明が聞こえてきます。
このミーソン遺跡の技術のすごいところは、レンガです。接着剤など使わず、ぴったりとくっついているんです。真ん中の赤いレンガがミーソン人(ガイドさんは、ミーソニアンと呼んでいました)が作ったレンガ。隙間なくくっついているところ。
そしてその下の方の黒っぽくなっているレンガが、戦後に修復して作ったレンガだそうで、後から作った方が、くずれています。そんなの、説明を聞かなければわかりませんね。やはり、ツアーは正解でした。
近くで、歌や踊りのショーがやっていましたが、残念ながらその見学は、無料ですが、私たちのツアーには入っていませんでした。見学の隙をついて覗きましたが、歌をちょこっとのぞけただけ。残念。
全然修復の手が入っていないエリアもあります。
まさに廃墟です。
ミーソンの言葉は、くりんくりんしていて可愛い。3とか9とかを縦にしたり横にしたり、くっつけたりしたような文字。今でも、10%くらいしか解読されていないようです。
角をまもるのは、牙のある獣ですね。
こちらも怖い顔。でも、何だか可愛いんですね。
この水がたまっている穴は、アメリカの爆弾が落ちた所。こんな穴がいくつもあいていました。その衝撃で破壊された建物もそのままです。
入り口から遺跡までは、結構距離があって電気カートが無料で使えます。
遺跡内は、結構歩きます。この日は、26度くらいでしたが、暑かった。しかも、水の支給はバスに戻った後。
歩きやすい履物と水を忘れずに。帽子も必要です。
帰りは、初めバスに乗って30分ぐらい走り、途中でボート組がバスを降り、川まで歩きます。
パブリックなボートではなく、ツアー専用。このボートです。
ボートの中に昼食が用意されています。
野菜炒め。ちょーシンプル。飲み物は別料金で頼めます。
のんびりとボートクルーズ。気持ちがいいけれど、少々寒いので羽織るものがあった方がいいね。26度くらいでも。
ボートは、アンホイ島の旧市街と反対側、ナイトマーケットの一番奥のところに着きました。ここからは、自分であるて帰れということです。たいした距離じゃありませんがね。
<個人的な感想>
私は、遺跡好きなので、結構楽しめました。それほど、すごい!と感じる大規模な遺跡ではありません。だから、そういうのを期待する人向きではありませんね。ただ、昔の人々の技術や歴史に触れられるこの空間を訪れるということが、いいんですね。ガイドの説明を聞きながら回ると楽しかったです。
山の中にあって、自然に囲まれたいい雰囲気の遺跡でした。