フエでは、あちこちでコムヘンという料理が見られます。名物なんですね。コムは、ご飯。ヘンは、シジミ。シジミ茶づけといった感じの料理です。シジミといっても、ものすごく小さいんですよ。
2軒行ってみました。
<1軒目>
ガイドブックにも載っていて、ホテルにも近かった店。
何と日本語のメニューもありますよ。さすがガイドブックに載っているところは違いますねえ。頼んだのは、一番上のシジミご飯。コムヘンcưm hến。10,000ドン(50円位)
ご飯とピーナッツと生野菜とシジミと多分豚の皮を揚げたやつがのっていて、それにシジミ味のスープがかかっています。お茶漬けですから、かなりあっさりしています。それでも、多少の油が入っているのが、さすがべトナム。
ここもおばさんたちは、座ったままで次々と仕上げていきます。
こんな調味料があります。左側はよくある唐辛子の調味料ですが、右の方の灰色のものは、何かを発酵させたような味がしました。少しなら、いれると味に深みが出ます。
古いお店で、客が一杯でした。でも何とか座れました。軽い感じの食事なので、客の回転も速いです。お腹がすくのも早いです。
ニョーNhỏという店です。
自転車でうろうろして、新市街から北東の方へ渡る橋を渡ってみました。その先にヘン島があって、ここはコムヘンの名所らしいです。かなり狭い道で、家もぎゅうぎゅうの地域です。民家ばかりですが、コムヘンやさんがたくさんありました。
でも、食事時じゃないのからか、誰も食べている人がいないので、そこでは食べませんでした。
<2軒目>
新市街側から橋を渡って、川沿いを右手に曲がってみると、コムヘンの店を発見!
結構客がいました。人気店だ、と勝手に思い込んで入ってみました。旅行客はいません。地元の方々ばかりです。いいですねえ。
メニューはいろいろありましたが、コムヘンと心に決めていました。他の人もコムヘンを食べていましたし。
ここは、ご飯とスープが別で決ました。スープだけになっているので、味見しました。シジミの味が出ていておいしい。でも、日本のシジミほど濃い味ではありませんでしたね。味見したら、スープをじゃーっとかけていただきました。
入っているものは、初めの店と大体同じ。豚の皮を揚げたやつ(たぶん)がカリカリして、でも脂っこくない。
正直言って、ガイドブックに載っていた店よりおいしい‼ここは、当たりです‼
何が違うんでしょうか。やっぱりスープかなあ。ご飯もこちらの方が多い気がしました。
さっぱりしていて、軽い食事に良いです。小腹が空いたとき、あっさりしたものが食べたい時に最高。
紫蘇がまたたまりません。ここも10,000ドン(50円位)でした。
店の名前は、Google map には cưm hến17とありますが、看板には、ché bắp 17 とあります。
フエで食べる料理は、たれが基本甘めなので、この甘さのない料理にであって、なんだかほっとしました。
ここへ至る橋も気持ちがいいんですよ。欄干がなくて、開放的で。それだけでも来る価値ありです。