ハノイに恋愛のお寺があると聞き、行ってみました。有名らしいです。
場所は、旧市街からは離れています。バスで行くのにちょっと時間はかかります。旧市街からは、３４番で行けます。バス停から少し歩きますが。また、戻るときは、もっと歩かなければいけないです。１５分以上は歩いたと思います。
大きなロータリーに面しているので、このロータリーを発見したらわかります。
この正面の門は、旧暦１日と１５日や祭りのときにしか開かないそうです。満月の日は、相当混むようです。
私は、3月3日に訪れました。ひな祭りの日に行けたというのは、何かあるのかも。
でも、大丈夫。右の方に入口があります。
孫悟空の様な彫刻がかわいい。
この寺の前の通りは、お供え物を売る店が並んでいます。皆、ここで買っていました。他の寺と違って、店の人は積極的に声をかけてきます。ここで買って、お参りする人が多いのでしょう。他のお寺では、自分で供えるものを持ってきたりするので、ここは売れるんでしょうね。
恋愛のお寺をお参りする時は、バラの花と果物が欠かせないようです。
皿に花と果物とお金と線香と水とあと何点か入れて、予算に合わせて揃えてくれるようです。でも、若い女の子が多いので、必要最小限のセットが人気のようです。
せっかくだから、とも思いましたが、わたしは線香だけ。一束5,000ドン（25円位）です。
この黄色い紙に昔の漢字で、お願い事を書いてくれるそうです。こんな人が何人かいました。
線香をもって、お寺に入ります。ろうそくが所々に置いてあって、それで火を付けます。一ぺんに全部火をつけているので、私も。皆線香をたくので、境内は、煙が充満していました。こんなにも、みんなが火のついた線香を持って歩く寺は、初めてです。
お寺の境内にはたくさんの木があって、いい雰囲気です。のんびりくつろいでいる人もいます。公園みたいですね。
若い女の子が圧倒的に多いです。もちろん、友達同士で。お年を召した方ももちろんいます。平安と恵みを願っているのでしょう。
ネットでは、一人で行くのがいいとか、きちんと長袖を着て行った方がいい、とかいろいろ書かれていました。でも、みんながそうなわけではないようです。
まず、左手のお寺。tam bao このお寺は、平和をお願いするところだそうです。右手にboi ha亭 過去の人々に感謝するところ。その二つの寺の真ん中の奥に恋愛のお寺mau。愛を祈ります。
手には火のついた線香が。長いのですぐに燃え尽きることはありませんからあわてなくても大丈夫ですが、火のついた線香をもって寺の中へは入れないので、ひとまず寺の前にある線香立てのところで線香をたてて、お参りして回りました。一か所に3本ずつ挿しているのでそれにならいます。すると、全ての線香立てを回ると丁度全部なくなりました。
それから、改めて仏壇へ。まずは、平和を祈ります。
聖徳寺というんですね。聖徳太子みたい。良い名前なのでしょう。
次に、恋愛のお寺へ。仏壇の前にびっしり人が。膝まづいて祈ると書かれていましたが、そんなスペースはありません。
初めに、線香をもって来たときは、それほど混んでいなかったのですが。
みんなが備えたたくさんの花。色がきれいです。チョコパイがいっぱいな他の寺とは、違いますね。
みんな、一生懸命祈っています。お祈りの言葉もある様なのです。メモを持っている人もいましたし。
わたしも地元の方々に紛れて、祈らせていただきました。日本から来ました。どうぞよろしくお願いします。
この建物は、貴重な木でたてられているそうですよ。趣があって、素敵です。
中に入って祈ります。ここは、空いていました。
一番混んでいたのは、やはり、恋愛のお寺。祈る時間が長いからでしょうね。
正門が空いていたら、正面にある線香立て。正面から入らなかったので、ここが一番最後になりました。いろいろ、祈る順序や作法が違うかもしれませんが、心を込めて祈れば、神様もわかってくれるはず。
正しく祈りたい方は、ベトナム人と行くといいです。
どのお寺にもよくある木。こういう木を見ると、なんだか暖かさを感じますね。
話を聞いたベトナム人の女の子は、2回行ったけど、まだ結婚相手に出会っていないと。でも、3回目行くのは良くないそうですよ。
他のお寺とは、雰囲気が違って良かったです。恋愛の願いをかなえたい人、ぜひ！
