天福寺の入り口の左手に、看板があってHang Cắc Cớ(洞窟)や山頂の寺Chùa caoはこちらと書いてありました。が、初めにここを通ったときには分かっていませんでした。総、この通りに行くと行けるんです。戻ってからわかりました。
山頂のお寺Chùa caoの、写真の正面にあるお堂の右手へ行くと更に進む階段がありました。探さなければ気づきませんでした。「勝手にガイド」さんに感謝です。
しかし、道なき道です。これを道というのかと不安を感じつつ、イルカさんが道しるべとなって、ここでいいんだと安心させてくれます。
かかとのある靴では無理です。ぽたぽたとしたたる汗。タオルも必需品です。こんなところにも水を売る店はありますので、水はどちらでも。山ですから、足も結構刺されました。虫除けをしておいたほうが良いですね。
そんなつもりは無かったのですが、これは登山です。寺を出た後は、下山ですが。
この看板を分岐点に上ります。右上の矢印が、山頂の寺。左上の矢印が洞窟。
右下は、たぶん車の通る道へ。左下は、別の寺へ。そちらへは行きませんでしたが。
洞窟の入り口にも人が。懐中電灯の貸し出しをしています。
何と入場料は無料なんですよ。
懐中電灯の料金は、5,000ドンでしょうか。特に、薦められることも無く。最近は、携帯のライトがありますからね。私も携帯で。でも、光源を持っていない人は、必ず借りたほうがいいです。それも一人1本。
6時から5時までのようですね。この入り口から入ります。
中は、本当に真っ暗です。入り口から差す光も足元は照らしません。ライトで当てながら、さびた手すりにつかまって、一歩ずつ降りていきます。
しかも、ものすごく滑ります。生まれたての子鹿のような歩き方です。洞窟は下へ下へと続いています。下りは怖い!
振り返って撮った写真。あれが入り口です。遠くに光が見えますが、本当に真っ暗なんですよ。
ところどころに、仏壇があって、まるで肝試しのチェックポイントのよう。
中ほどに、光の差すところがありました。光って本当にありがたい!こんなに明るく見えますが、その前後には、全く光が届かないのです。
差し込む光は、幻想的です。砂漠の中のオアシスです。
先には、このような光が。次のチェックポイントですね。この先がどうなっているか全く分からないのが怖いです。先に出口があるのか、また戻るのかさえも、分からないのですから。結局この仏壇(どこだか分からないでしょうが)付近が一番奥でした。ということで、ここまでひたすら下ったので、今度は登って行くのです。
試しに途中でライトを消してみました。水音しかしない真っ暗闇から、他の音が聞こえてくるような気がして、慌ててつけました。ああ怖い!もちろん、貸切ですから洞窟内に私一人。
ここは、なかなかすごいアトラクションでした。しかし、結構ハードですから、覚悟を決めていってくださいね。
はあはあいいながら、山頂の寺の入り口へ戻りました。
この日の記録です。距離ではなく、階段をご覧ください。いやあ、運動した。
いくつもりの無いところまで行きましたが、大満足でした。綺麗な景色あり、趣のある寺あり、他では味わえないアトラクションあり。アクティブな方、神々しい雰囲気を感じたい方にチョーお薦めですよ。
下の地図を見ても行き方なんて分かりません。タイ寺からお入りください。