私の暮らしている郊外でも、中秋節の色合いが強くなってきました。
いつもは、細々とおもちゃや雑貨を売っている店も、稼ぎ時とばかりに華やかになりました。星や龍の頭や提灯やおもちゃ。
私が得た情報によると、中秋節の日はここベトナムでは、かつて農業が主だった人々の暮らしの中で、いつもかまってあげられない子どもたちに、この日ばかりはわがままを許してあげようという日でもあるらしいです。だから、子どもたちにとっては、おもちゃを買ってもらえる日ということらしいです。
このステッキ、夜にきらきらとあちこちで光っている事でしょう。でんでん太鼓のトコトコという音とともに。うきうきしますねえ。
歩道には、贈答用の月餅仮設売り場があちこちで展開していますが、この時期は、日本のお盆の時期の様に、お中元として月餅が贈られたりするようです。確かにきれいな箱でした。
市場では、ばら売りで置かれていました。
丸い形ばかりじゃなくて、いろいろな形のものがありました。きっと意味があるのでしょう。豚とか魚とか、前にネズミも見ましたが、それは勘弁です。
色も白いのと茶色いのがあります。中身もいろいろなようですが、基本的にはかなり甘いようです。ベトナム人が「甘い。」と言っていましたから。日持ちさせるために砂糖の大量投入は、必要なのでしょう。
中秋節が過ぎるとたたき売られるようですよ。そんな様子も楽しみですね。
中秋節と関係がないと思いますが、見たことのない屋台を発見しました。でも、黄色いし、月みたいだし。とこじつけて。
揚げパンです。なんで黄色いのでしょう。食べてもわかりません。よくある甘いパンの味なんですが、柑橘系の様な酸味のようなものを感じます。でも、正体は不明。中にチーズが入っています。10,000ドン(50円位)とお手軽な、食べ歩き可の軽食ですね。
それを見つけたビアホイで、持ち込んで食べさせていただきました。
ここのビアホイは、グラスが小さいのですが、一杯5000ドンと旧市街より破格の安さです。うちの近所は、もっと安いですが。
そして、衝撃のシーンを見ました。多分1歳くらいであろう赤子がそのビールを飲んでいました。さすが、ビアホイ屋の息子、と言っていいのかなあ。
たしかに、ベトナム人に何歳からお酒を飲んでもいいの?と聞くと何歳でも、という返事が来るくらいですから。あ、これも中秋節と関係がありませんでした。